2020 年度 後期 遠隔授業のまとめ
このページは 2021 年 1 月 2 日に更新しました.
ここに, 私が 2020 年度の後期に行つた遠隔授業の方法を記録しておく. 前期の方法を修正して, 改善を行つた. 前期との大きな違ひは, 次の 2 点である :
GoodNotes 5 を使用したこと.
演習の授業では, 提出された report を添削する映像を利用したこと.
今は時間的な余裕がないので, 以下に, 箇条書きでまとめておく.
GoodNotes 5 についてのまとめ
有償であるが, 一回だけの支払ひで使ひ続けられる. 980円.
iPad に install した.
利点は, 滑らかな書き味. 線にも味があるし, 非常にたくさんの美しい色が用意されてゐる.
一つの file の page 数に制限はなく, その場でどんどん増やせる.
Laser pointer はとても工夫されてゐて, 画面を離れる時間が 1 秒以内にであれば, 断続的に書いても消えないで残る. これは, やつてみるとわかるが, たいへん便利である.
使用した機材
iPad
Apple pencil
MacBoook Pro
submonitor
earphone
基本方針
後期は, 大学として対面授業を基本としてゐたが, 私が喘息持ちなので, 大学に許可を得て, 遠隔授業をさせてもらつた.
従つて, もちろん, on time の講義は禁止されてゐたので, 収録した講義を 1 週間位前に upload する様に心掛けた.
遠隔授業の方法とは直接関係ないが, 自分の話しにかなり集中するので, 講義録などの細部の配慮に常に気が廻り, 修正や改良すべき点が見えるので, 何度も撮り直しをしたくなり, さうしてしまつた.
「演習式」授業の方法
演習の授業を受け持つたのであるが, ここでは, 課した課題を Google Class Room に提出してもらひ, その中から, 毎週, 数名の学生の report を iPad 上で Kami を使つて添削しつつ, それを録画する.
録画の方法. まづ, 同じ Class Room に 2 つの異なる教員 account を作成し, 一方の account で iPad から, Class Room に入り, Kami の添削の体制を立てる.
iPad から用意しておいた Meet の会議室に入る.
Mac 上で, もう 1 つの account を通して Class Room に入り, Kami の添削の体制を立てる.
さらに Mac 上で, 先の Meet の会議室に入る. 「画面共有」で「あなたの全画面」を選ぶ.
この状況では Meet と Kami を別の画面にしなくてはならならないことに注意.
ゆゑに
submonitor が必須である.
ここまで, うまく行けば, Kami で添削する様子が Mac の Meet の窓に映し出される筈である. 但し, 1 秒余りの time lag があるので, 聞き手のことを配慮して喋る必要がある.
iPad 上の Kami での試し書きがうまくいつたならば, 録画を開始して, 添削を始める.
iPad 上の「採点」の一覧から「提出物を表示」を選ぶと起動する画面(「C 画面」と称することにする)の左上から, 学生を選べる. そのあと Kami に移動する.
この方法の欠点は Kami が laser pointer を有さないこと. 私は Mac 上の cursor で代用したが, 視聴者はきつと見辛らかつただらうと思ふ.
Class Room の 「C 画面」と Safari はうまく連動する様になつたが, Chrome はまだ 携帯端末向け画面になるので, 右上の「縦 3 点」のところから, PC 版 site に移動してからでないと Kami に移れない.
通常の「演習」の授業では, 学生はその場で問題を解いたり, 板書したりする. その間に教員に質問したりするのであるが, 今は, それができない. On time ならば, 似た様な感じで質問ができるが, 今期は, 独自の時間で問題を解いて, それを upload し, 独自の時間で, 教員の解説を聴いて学習しなくてはならない. これには相当の気力を要するだらう. たいへんに不憫に思ふ.
「講義式」授業の場合
録画の方法. やはり, 同じ Class Room に用意した 2 つの異なる教員 account を使ふ.
一方の account により, iPad から, 用意しておいた Meet 会議室に「入室」する.
さらに, iPad の Meet を「画面共有」にする.
そのまま GoodNotes 5 を起動させる. 私の好みは「真っ黒の」横に進む「紙面」である.
Mac 上で, もう 1 つの account から, 同じ Meet 会議室に「入室」する.
この状況で, Mac 上の Meet には iPad 上の GoodNotes 5 の画面が写つてゐる筈である.
あとは, 録画を開始して授業を始める.
定期試験等で「実際に」対面式に実施する際の席配置 (2021.01.21 追記)
数学の場合, 正確に学力を評価するには, 定期試験を対面式で行はざるを得ない.
席の配置には十分に注意する必要があるが, Google Classroom で着席位置の表を事前に配布しておくことで, 慌てなくなる.
10 分前位までは入室を外で待つてもらふ(密にならない様にして静かに!)(教室の外が広い lobby だつたのは幸ひ).
入室前に机上に問題や解答用紙や計算用紙などを配布しておく.
入室後は(も)大声を出さない様に指導.
計算用紙の裏面は使用不可とし, 途中退出の場合は, 計算用紙でその他の用紙を伏せてもらふ. (ちなみに, 退出は 60 分後の時点のみとしてゐる. 問題の量を, ほとんどの受験者がこの時点で退出できる様に設定しておく. )
最後の回収もせず, 途中退出と同じ方法で退出してもらひ, 全員が退出後に回収する.
試験時間中は, 窓を 1 mm 程度, 空かしておく(名古屋の気候だからできる).
30 分毎に大きく換気もする.